コンディショニングトレーナーになるには
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鍼灸師×コンディショニング|阿部 さんの働き方

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鍼灸師としてスキルアップやキャリアアップを目指す際にはどのような方法があるのでしょうか。ここではに主なスキルアップの方法と資格を紹介します。

鍼灸師がスキルアップするための具体的な方法

国家資格を取得する

資格を取得することで、西洋医学と東洋医学の両方のアプローチが可能になり、より多角的な施術が行えます。

  • 柔道整復師:ケガの専門家としての知識が深まり、施術の幅が広がる。
  • あん摩マッサージ指圧師:鍼灸師と親和性が高く、マッサージ技術を組み合わせた総合的な施術が可能。

定期的に業界の新しい情報を学ぶ

何年たっても技術のアップデートを行うことは大切です。オンラインセミナーや実技研修を活用し、常に新しい施術方法を取り入れることで、より効果的な施術を提供できます。

ボランティア施術やモニター募集をし、実践経験を積む

施術経験を積むために、ボランティア施術やモニター募集を活用するのも一つの方法です。特に、新しい技術を学んだ後は、実際の患者に施術を試しながら習熟度を高めることが大切です。

コンディショニングスキルを身につける

人体には約650の筋肉がありますが、日常生活の動きのクセや、特定の筋肉の使いすぎが身体の歪みを引き起こし、その結果として、筋肉の張り・こり・痛みといった不調が生じます。こうした不調の原因は、筋肉のアンバランスにあります。この時に、活躍するのがコンディショニングです。コンディショニングは、「機能解剖学」「運動生理学」「脳科学」をベースに、2つのアプローチでバランスを崩した筋肉の状態を本来あるべき姿へ導き、運動機能の向上を図ります。

なお、コンディショニングのスキル・資格を習得するには、各資格団体が提供する講座を受講し、試験に合格することで資格を習得できます

  • 日本コンディショニング協会(NCA)認定インストラクター: スタジオレッスンや健康教室など、大人数を対象に口頭で指導ができるインストラクターを目指す方向けの資格です。
  • 日本コンディショニング協会(NCA)認定トレーナー:個別指導や小グループを対象に、パーソナルトレーナーとしてのスキルを習得するための資格です。

コンディショニングスキルを習得!
スキルアップに成功した鍼灸師に聞きました

鍼灸師
阿部さん
活動エリア 北海道
work 鍼灸師、パーソナルトレーナー、ストレングスコーチ、専門学校講師など
有吉与志恵先生の著書との出会いをきっかけに、体を「整える」ことの重要性に気づき、コンディショニングスキルの学びを本格的にスタート。実践を通じて自身の体に起きた変化に驚き、その効果を深く理解するために探求を重ね、現在ではリセットコンディショニングやアクティブコンディショニングを活用し、体を無理なく動かしやすい状態へ導く指導を行っている。そんな阿部さんに、コンディショニングスキルを取り入れた経緯やスキルを習得して良かったことなどを伺いました。
コンディショニングスキルを取り入れたきっかけは?
阿部さん
有吉与志恵先生の著書を読み、その内容を実践してみたところ、自分の体の変化に気づきました。その実感を通じて、さらに理解を深めたいと思い、コンディショニングを学ぶようになりました。」
コンディショニングスキルを学び始めて感じた発見や驚きは?
阿部さん
機能解剖学に則ったアプローチを学ぶことで、自分自身の考え方のベースができたので、提供するエクササイズでより良く変化を出せるようになりました。」
どのようにしてクライアントにコンディショニングを取り入れていますか?
阿部さん
「鍛えることだけでなく、体を整えることの大切さを理解してもらうために、リセットコンディショニングやアクティブコンディショニングの要素を取り入れています。これにより、無理なく体を動かしやすい状態へ導くことを心がけています。」

考え方に幅ができ、クライアントにもより良いものを提供できる

コンディショニングのスキルを習得したことでスキルアップできた?
阿部さん
「メディカルの分野、ストレングスの分野の間にあるのがコンディショニングだと思います。メディカルアプローチのあと、状態をより良くしていくものを伝えることができたり、ストレングスの前に必要な動きを提供できたりと、考え方に幅ができ、またそのおかげでクライアントにもより良いものをお伝えできるようになったと思います。」
コンディショニングを学ぶメリットとは?
阿部さん
「筋肉への刺激でもたらされるものとして、筋肥大、筋力向上、筋持久力向上、パワー向上などがあげられると思います。その目的のためには、負荷や回数、セット数などが異なります。では、その目的が数値上達成されたからといって、パフォーマンスが必ずしも向上するかというと、巧緻性が低下してしまったりなどもあるように思えます。そこにコンディショニングスキルを導入するだけでも、パフォーマンスに好影響を与えやすくなり、動きの質も変わってくると思います。体を整えるという視点を本当の意味で持ちたい方はぜひ学んでいただければと思います。」

鍛える前に整えることの重要性を学んでいただきたい

コンディショニングスキルを学びたいと考えている方へのアドバイスをお願いします
阿部さん
トレーナーの方にしても指導者の方にしても、鍛える前に整えることの重要性を学んでいただきたいと思っています。その一歩目としてコンディショニングスキルが第一選択になると思います。まずはリセットだけでも実践していただき、その変化を体感し、クライアントや教えている方々にもお伝えしていただければと思います。体の変化を引き出しやすいメソッドになるので、指導していても面白くなると思います。」
体を整えるという視点を本格的に学びたい人は、
コンディショニングスキルを習得してみてはいかがでしょうか
スキルアップには、資格取得、新しい技術の学習、実践経験の積み重ねが欠かせません。特にコンディショニングスキルを取り入れることで、施術の幅が広がり、クライアントの満足度も向上します。「整える」視点を持つことで、ケガの予防やパフォーマンス向上につながり、長期的な信頼関係の構築にも役立ちます。
当メディア「トトコン」では、「整える」ことに焦点を当てたコンディショニングを紹介。スキルアップに役立つ情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。