コンディショニングトレーナーになるには
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介護士×コンディショニング|板東さんの働き方

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高齢化社会に伴い、介護士にも従来の介護スキルだけでなく、高齢者の健康維持や自立支援、認知症ケアをサポートするための新たな知識やスキルが求められる時代になっています。

ここでは、介護士が身につけたい知識、スキルアップの具体的な方法、取得しておきたい資格について詳しく解説します。介護士として成長を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

介護士が身につけるべき知識・スキル

高齢者と信頼関係を築くコミュニケーション力

介護士が関わるのは介護が必要な高齢者とその家族です。現状を把握し、少しの変化でも見逃さないようにしていくには、高齢者と信頼関係が築けるコミュニケーションスキルが欠かせません。

特に高齢になると、身体の不調や生活の変化によって不安を抱えやすくなります。何気ない会話や気遣いを通じて、少しずつ信頼関係を築いていくことで、利用者さんが安心して介護を受けられる環境を作ることができます。

認知症ケアや健康管理の専門知識

認知症の症状や進行を理解し、適切に対応できるスキルは、これからの介護士にとって欠かせません。例えば、認知症の進行を遅らせるための脳トレや、声かけのコツなど、実践的な知識を身につけることで、より質の高いケアができます。 また、高齢者は慢性的な病気を抱えていることが多いため、血圧管理や食事の栄養バランスなど、健康維持のための知識も重要です。

自立支援をサポートする運動や栄養の知識

高齢者ができるだけ長く自分の力で生活できるように、運動や栄養の知識を持つことも大切です。

例えば、無理のない範囲でできるストレッチや簡単な筋力トレーニングを取り入れることで、転倒予防につながります。また、低栄養を防ぐための食事のポイントを知っていると、利用者さんの健康をより良い方向に導くことができます。最近では「コンディショニング」というアプローチも注目されており、リハビリや健康維持に役立つ知識として取り入れる介護士もいます。

介護士がスキルアップするための具体的な方法

介護のスキルをさらに高めるためにはどのような方法があるのでしょうか。具体的な方法を紹介します。

専門セミナーや研修プログラムに参加する

介護職は実務経験を積むことで、上の段階の資格を取得できるしくみになっています。そのため実際に業務経験を積みながら、介護の知識やスキルを磨いていくことになります。

ただし日々の仕事だけやっていては、得られない知識やスキルも多くあります。積極的に専門セミナーや研修プログラムの情報を集め、自分から学ぶ姿勢が大切です。

近年は介護人材育成に力を入れている施設も多いため、外部の研究会などに参加するのも良いでしょう。

資格を取得してスキルを磨く

介護関連の資格にはさまざまなものがありますが、スキルアップを目指すなら資格取得をおすすめします。日頃から実務で行っていることであっても、改めて学ぶことで新たな気づきなどもあり、普段の業務に活かすこともできます

また保有資格によっては資格手当が支給されることもあるため、給与アップも期待できます。介護関連資格で唯一の国家資格である「介護福祉士」まで取得しておくと、確かな知識とスキルを証明できるでしょう。

介護士がスキルアップ・キャリアを広げるためにおすすめの資格

介護士が取得するのにおすすめの資格を紹介します。スキルアップ・キャリアアップに繋がっていきます。

認知症ケアに関する資格

  • 認知症介護実践者研修:認知症の方への適切な対応やケア方法を学べる研修。
  • 認知症ケア専門士:認知症の知識を深め、より専門的な介護ができるようになる資格。

介護予防に関する資格

介護予防に関する資格には、主に高齢者が要介護状態になるのを防ぐための知識や技術を習得するものがあります。

  • 介護予防指導士:介護が必要になる前の段階で、生活習慣の改善や運動指導を行い、高齢者の健康維持をサポートする専門資格。
  • 介護予防運動指導員:高齢者向けの運動指導を行い、介護が必要になるのを防ぐための知識を学ぶ。
  • レクリエーション介護士2級・1級:楽しみながら体を動かし、心身の健康を保つためのレクリエーションを提供できるようになる。

介護士が介護予防に特化した資格を取得すると、元気な高齢者にもアプローチでき、活躍の場が広がるでしょう。

コンディショニングの関連資格

機能解剖学・運動生理学・脳科学をベースに、バランスを崩した筋肉の状態を整え、運動機能の向上を図るコンディショニングスキル。

このコンディショニングのスキル・資格を習得するには、各資格団体が提供する講座を受講し、試験に合格することで資格を習得できます

  • 日本コンディショニング協会(NCA)認定インストラクター: スタジオレッスンや健康教室など、大人数を対象に口頭で指導ができるインストラクターを目指す方向けの資格です。
  • 日本コンディショニング協会(NCA)認定トレーナー:個別指導や小グループを対象に、パーソナルトレーナーとしてのスキルを習得するための資格です。

コンディショニングスキルを習得!
介護士に聞きました

コンディショニングインストラクター
板東さん
活動エリア 愛知県
work フットケアリスト・陸上教室指導・介護予防教室
最初は専門的な知識に驚きつつもその重要性を認識し、学びを深め、介護予防教室や子ども陸上教室でコンディショニングを取り入れ、個人に合った運動指導を行う。板東さんに、コンディショニングスキルを取り入れた経緯や指導の工夫について伺いました。

介護予防の教室に何を取り入れたら良いか模索しているときに出会った

コンディショニングスキルを取り入れたきっかけは?
板東さん
「コンディショニングを始めるきっかけは、介護予防の教室に何を取り入れたら良いか模索している時期に、たまたま知ったコンディショニングの講座を受けたのがきっかけです。」
コンディショニングスキルを学び始めて感じた発見や驚きは?
板東さん
「初めて参加した時は、スキルの高さに驚き、皆さんが筋肉の名前をスラスラ言って、回旋やら外旋やら、専門的な事を言いながら学んでる姿に度肝を抜かれました。 ですが、そういった「ちゃんとした知識」を知る事で、なぜこの人の動きが悪いのかという所を知る事が出来る事が分かりました。」
どのようにしてクライアントにコンディショニングを取り入れていますか?
板東さん
高齢者介護予防教室や子供の陸上教室でコンディショニングを取り入れています。」

より広範囲なサポートが可能に

取り入れる前と後の違いは?
板東さん
コンディショニングを取り入れたことで、セルフケアの方法をわかりやすく伝えられ、教室の質が向上しました。また、教室や足のサロンなどでも活かせるため、より広範囲なサポートが可能になりました。さらに、自分の体の状態にも気を配ることができるようになり、日々の健康管理に役立っています。」
コンディショニングスキルを習得してよかったことは?
板東さん
「高齢者の方は一生懸命運動しようとしていますが、やはり痛みを感じてしまうことがあります。コンディショニングを学んだことで、その人に合った運動を提案できるようになり、とてもありがたいと感じています。 また、子どものスポーツ環境においても、どの筋肉がしっかり使えていて、どの筋肉が使えていないのかを理解することが大切だと思っています。その違いを指導できるようになったことは、すごく良かったです。皆さんがいい調子で過ごせるようにサポート出来るのはコンディショニングのおかげだと思っています。」

年齢や運動経験に関係なく、誰でも取り入れられる

コンディショニングスキルを学びたいと考えている方へのアドバイスをお願いします
板東さん
「コンディショニングは、年齢や運動経験に関係なく、誰でも取り入れられる点が素晴らしいと感じています。私も最初はあまりに専門的な事にビックリし、ついていけるかと心配しましたが、有吉会長はじめ、講師の先生たちがとても親切にしてくださいました。オンラインなどの学ぶ環境も整っていますので、まずは最初の一歩を踏み出す事をオススメします。」
介護士として、さらなる成長を目指して
「もっと利用者さんに寄り添ったケアをしたい」「自分のスキルを伸ばして、より頼られる介護士になりたい」そんな思いがある方は、コンディショニングスキルをはじめ、新しいスキルを学んでみませんか?
当メディア「トトコン」では、リハビリテーションに役立つコンディショニングを紹介しています。コンディショニングの魅力をもっと知りたいと思う方は、ぜひチェックしてみてください。